改造の目的
このPCのCPUは、DELL Precision T3400シリーズにおいて、既に、ほぼ最大性能となっていた。レンダリング作業のスピードは、CPU性能に依存する、力技だ。実際、タスクマネージャーを起動し、レンダリング計算時のCPUの稼働を見ていると、4コアすべてが100%鼓動している。従って、アニメーションレンダリング作業用ワークステーションとしては、このPCの改造の必要はない。
しかしながら、以下の理由で、改造することとした。
- レンダリング設定自体が、微妙なCAD設定をしなければならず、作業用ワークステーションと、同じ状況でCADデータを再現して作業したい。
- アニメーション作成により、大量の画像の保存が必要となるための記憶容量不足。
- 作業用ワークステーションの補助作業用として、同一環境としたい。
従って、作業用ワークステーションとは、HDDを除き、同一の仕様となっている。
アニメーションレンダリングの感想
レンダリングの高度化で、ずいぶんリアルで、美しくなったが、計算量も増えている。特に反射性の材料を設定すると、計算時間は長くなる。
例えば、二世帯住宅アニメーションの夜景の例で、
- HDサイズの1270pixx720pixで、1枚あたり15分から50分。
- 500コマ(45秒)を計算するのに、途中設定間違いの修正も含めて、昼夜問わずPCを電源を付け放しで、10日ぐらい。
ほかの900コマ(1分30秒)程度のものでも、同様10日ぐらいであった。
こうなると、やはり、より高性能、つまり最新CPU・デュアルCPUのマシンが欲しくなるが・・・マシンの価格・使用電力・作成頻度との、相談なのであろう。