営業プレゼンへの利用
3次元設計のデータは、営業でも利用できよう。プレゼンデータの最小限の操作で、マンションなど営業プレゼンのツールとなる。さらに、マンションであれば、エレクトリカルリアル(仮想現実)の中を、歩き、自分ののぞみ部屋に達し、バルコニーから景観を眺望することも可能であろう。
データの共有
-
遠隔地打合せ
- 建築主と設計者が顔をつき合わせ打合せすることが、相互の理解に最も重要である。しかし、BIMの「視覚的コミュニケーション」の豊富さ、「数量」データによる明確な説明、インターネットによる「共有・公開」優位さは、遠隔地での事前の打合せを、きわめて有効にし、打合せを最小限にできるであろう。
-
都市レベルでのイメージの共有
- 1960年代、全ての建築家が、都市を計画し、構想した。構想という夢だけではない、計画に携わり、部分的には実現する。しかし、その後、ポストモダンが叫ばれ計画とは幻想であったという概念が世に広がる前に、既に、建築家は年から撤退したように思える。
その理由の一つに、計画・構想の共同幻想を築くためのツールがなかったこともあげられるのではないだろうか。
構想したエレクトリカルリアルの中を動き回り、構想・計画を共に考えるツールの出現。都市レベルでの未来イメージの共有は、新たな共同幻想を切り開くのではないだろうか。
もちろん、複雑化する社会システムの再構築を構想しなければならないだろうが・